あすなろ

あすなろ

足ることを知る

目印「無知の知」は宗教を習うと必ずでくくる言葉です。科学の発展を見るとわかります。

天動説から地動説。科学は自然の成り立ちを探求しているわけですが、最近の異常気象、

自然災害などの発生により想定外と言う言葉が生まれました。想定外とは過去の認識より

それ以上の現象が起り、予想していた以上の結果となった。これは真実を知り得ていないことに原因があることになります。

発明発見、又は人間の能力を過信せず、「無知の知」を出発点としなければなりません。

もう一つの出発点は「足ることを知る」

この言葉は生きるための糧を与えられているだけでなく、今の自分は過去の積み重ねの結果であり、

不平不満が言える立場ではなく、そのまま謙虚に受け入れる必要があることになります。

原因結果の法則、因果の法、カルマ、因縁などいろんな言葉がありますが、今の自分を

より大きくするための作用であり、悲観することではありません。

苦しいこと、悲しいこと、いろんな経験をすることによってより大きな人間になる。

「足ることを知る」とは感謝、謙虚、そして慎ましく生きることのように思われがちですが、

決してそのような弱い言葉ではありません。

今の自分を受け入れ、今を出発点として、より前向きに、より強く、より逞しく生きることです。

「やってみなさい」と言うことです。








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